“大麻グミ” なぜ購入?「ゆったりするかなと」

日比キャスター:
“大麻グミ”を使用した人によると「ゆったりするかなという感覚。基本的には僕は寝るために使っていた」「度数が高いアルコールを飲んだような感覚。1個でもちょっとおかしくなる」という声がありました。
ジャーナリストの石原さんは「20代から30代が、会社帰りに購入することが多い。サプリメント的に使用しているのでは」と言います。
そして人体への影響として、法科学研究センター所長の雨宮さんは「麻薬よりも10倍くらい危険」と何度もお伝えしています。
井上キャスター:
皮肉なもので「絶対駄目です、危険です」と報道しても商品が売り切れてしまうような現状があります。類似化合物の包括指定の検討も出ていますが、鳥取県などはもう既に条例で包括指定にしています。包括指定もできなくはないという考え方でいいのでしょうか。
法科学研究センター 雨宮正欣所長:
包括指定は可能ですが、あるところでは有用な物質である場合もあります。そのため除外ということに関しては十分に検討をしなければいけません。どこまでの構造を規制するか。一朝一夕にはできないですね。
井上キャスター:
簡単に網の目を広げようといっても、どこかで線引きをしなければいけない。その線引をどの物質の、どの構造の部分でするかということが難しいのですね。
法科学研究センター 雨宮正欣所長:
そうですね。必ずという言葉はあまり正しくはないかもしれませんが、規制してもまた抜けて出てくる可能性は必ずありますね。