それでも桐蔭学園は攻撃の手を緩めません。後半に入ってもキックが狙える位置でペナルティーを獲得すると、手堅くPGを選択し、確実に得点差を広げていきます。最後まで、体を当てて前に出る、セットプレーでプレッシャーをかける、ブレイクダウンで素早く反応し続ける、といったこの1年積み上げてきたラグビーを遂行し続けた桐蔭学園が、7つのトライを奪って59対0の完勝。神奈川の王座を取り戻し、2年ぶり21回目の花園への切符を手にしました。