「イスラエルを支持する欧米に対する支持を世界的に弱めようとしている」
今回国内のイスラム勢力への気遣いからイスラエル支持を明確にできないプーチン氏だが、そもそもプーチン氏は何故“親イスラエル”となったのか…。ここにもチェチェン紛争が関係してるという。
朝日新聞 駒木明義 論説委員
「プーチンはチェチェン紛争の時に苛烈な攻撃をするわけです。彼らをひとまとめにしてテロリストだ、イスラム過激派だと言って…。この非人道的な攻撃で殲滅するということに対してイスラエルが理解を示した。これでロシアとイスラエルが親密になる…」
以来長きにわたって蜜月だった両国だったが、ロシアは今回はっきり態度を示せない。その理由として国内イスラム勢力への気遣い以外にもう一つ理由があるという。
イギリス王立国際問題研究所 ティモシー・アッシュ氏
「ロシアはこの戦争を最大限に利用している。プーチン氏にとって最優先事項はウクライナ。イスラエルを支持する欧米に対する支持を世界的に弱めようとしている」
朝日新聞 駒木明義 論説委員
「まったくその通り。国際的には味方を増やす。つまりグローバルサウスといわれる国々のアメリカやイスラエルへの反感を利用して自分たちの味方につけようとしているということです」
(BS-TBS『報道1930』11月20日放送より)