女子駅伝日本一の座をかけたクイーンズ駅伝が26日、号砲を迎える。
今年は25チームが仙台の地を駆け抜ける。

注目は、創立150周年を迎えた前回大会に16年ぶり2度目の優勝に輝いた資生堂。6区間中4区間で区間賞を獲得し、2位に2分近くの大差をつける大会新記録(2時間12分28秒)をマークした。今大会は9チーム目となる連覇に挑む。

チームの軸となるのは先月のMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)で2位に入り、パリ五輪マラソン代表に内定した一山麻緒(26)、世界陸上10000mで2大会連続代表の五島莉乃(26)、リオ五輪10000m代表経験もあるチームの大黒柱、キャプテンの高島由香(35)だ。

一山は前回移籍1年目でエース区間3区を担い、トップは譲ったものの、粘りの走りで逆転優勝を可能にした。「粘りの走りが優勝に繋がったと言ってくださる方が多いが、自分の走りには満足できなかった。連覇は簡単ではないが、1秒でも早くタスキを渡す」と意気込む。

世界陸上2大会連続出場で世界を経験している五島は、クイーンズ駅伝2年連続5区区間賞と相性抜群だ。「どの区間でも安心して任せてもらえるように、自分らしいぐいぐい走る走りで3年連続区間賞を目指す」と語る。

キャプテンの高島は、デンソー時代クイーンズ駅伝3連覇を経験。怪我で満足に走れない時期を乗り越え強くなって戻ってきた。「優勝テープを切るのは夢だったので嬉しかった。(前回大会は)後輩に助けられた駅伝だったので、今年は自分が引っ張って走っていく」と、チームのムードメーカーでもある大黒柱が資生堂を連覇に導く。

女子駅伝日本一決定戦、クイーンズ駅伝は26日(日)12時15分、号砲。

【連覇達成チーム】
三井住友海上(00~01,03~05)
ワコール(89~92)
京セラ(84~85,87~88)
沖電気宮崎(96~97)
デンソー(13~15)
日本郵政グループ(19~20)
リクルート(93~94)
パナソニック(17~18)