イスラム組織ハマスに拘束された人質をめぐり、ガザ最大の病院周辺ではこれまでに2人の遺体が見つかっていますが、イスラエル国内では、人質の解放交渉を行いながらも戦闘を継続すべきとの声が高まっています。
イスラエル各地で連日のように開かれている人質の解放を訴える集会。ガザに連れ去られた人が遺体で見つかるケースが増えてきたことに家族らは不安を募らせています。
親戚を連れ去られた ヨッシー・シュナイダーさん
「いつか電話で、家族の誰かが殺されたと連絡があるのではと恐怖を感じています」
ハマスの奇襲により、叔父と叔母を亡くしたシュナイダーさん。いまも、子ども2人を含む従姉妹の一家4人が人質になっているとみられています。
イスラエルで実施された最新の世論調査によると、「人質解放交渉と戦闘を同時並行で行うべき」と答えた人の割合が、この3週間で28%から38%に上昇しました。
シュナイダーさんも、解放交渉のための一時停戦は「あり得ない選択肢だ」と主張します。
親戚を連れ去られた ヨッシー・シュナイダーさん
「軍事で臨むべきです。過激なテロ組織が相手なので、それしか道はありません」
ハマスによる大規模な襲撃から42日。戦闘継続への支持が高まるなか、人質解放の見通しはいっこうに立っておらず、家族らの間には焦りが広がっています。
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