記者とのやり取り全文
記者)安倍晋三元総理から「必ず勝ち取れ、金はいくらでも出す」という話をされたことは事実か。
馳知事)きのう、日体大と連携協定を結んでいる地方自治体の意見交換会で講師としてお招きを受けて、公務として講演をさせていただきました。その中における発言の一部と存じています。きのうのうちに記者クラブの皆さんには、私自身の事実誤認もある発言であるということで、五輪招致に関する発言については全面的に撤回をするということをお伝えをさせていただいておりますし、当然昨夜のうちに、文科省の関係者、スポーツ庁の関係者にもきのうの講演での状況についても報告はさせていただいております。
記者)発言の一部といったが、ほかにもIOC委員に対する発言については?
馳知事)先ほども話したように、事実誤認の部分は私自身も確認しておりますので、発言は全面撤回をいたしました。以上です。
記者)事実誤認は、どの部分を誤認した?
馳知事)五輪招致にかかわることでありますし、スポーツ庁、文科省にも報告をしておりますので、これ以上私からは控えたいと思います。
記者)発言が事実ならIOC倫理規定に触れるという認識はある?
馳知事)そもそも私は、自由民主党の党としての五輪招致本部長を拝命し、五輪招致にあたってのIOCの規約、憲章を踏まえて取り組んでいたということは事実でありますので、そのことを踏まえて五輪招致活動全般にわたって対応したということは申し上げておきたいと思います。

記者)どういうことについて謝罪をしたい?
馳知事)まず、きょうも皆さん方、県政懇談会での記者会見のぶら下がりにも関わらず、こうした私のきのうの発言の一部に関することで、報道の皆さんにもご迷惑をおかけいたしましたし、また、やっぱり誤解を生じかねない発言ということで、多くの方に心配をいただいたと、いうことについてお詫びを申し上げたいと思っています。
記者)知事は誤認したり、嘘をつく人ではないと思うが、きのうの発言はすべて違うのか。
馳知事)先ほども申し上げましたが、事実誤認に基づくことがあるということの確認をしたうえで、きのうの五輪招致に関する発言については全面的に撤回をしたということでございます。
記者)賄賂を渡して五輪招致したとなると、スポーツマンシップにも反することになると思うが、その点は?
馳知事)きのうから申し上げておりますように、事実誤認のことを私自身確認した上で、全面的に撤回をしたということであります。
記者)問題とされた発言について、馳知事の言葉で言うと、どういう発言があった?
馳知事)きのう来、申し上げておりますとおり、五輪招致にかかわる私自身の発言を全面的に撤回をしたということであります。