【大阪府】関大北陽は大阪第1地区のAシード校として決勝戦に

 同じ12日、激戦区大阪で悲願の初出場を決めたのが関大北陽です。東海大大阪仰星、常翔学園、大阪桐蔭、大阪朝鮮高と全国大会でも優勝やベスト4進出の経験もある強豪校の壁に阻まれてきた関大北陽ですが、長年の強化が実って、今年度は春からチーム力が充実。大阪第1地区のAシード校として、同じく初出場を狙う大産大付を迎え撃ちました。鍛え上げてきたFWが自慢の関大北陽、前半は、大産大付の激しいプレッシャーに攻め込みながらもなかなか得点に結びつけられない展開。15分にようやくモールから先制トライを奪うと、19分にも平野聖明選手がトライ。10対0とリードします。しかし直後の21分、大産大付のセンター中西明輝選手のアングルをつけたランニングに、一発でディフェンスラインが崩されて10対7。わずか3点のリードで前半を折り返します。それでも、チームを率いる梶村真也監督が「今の3年生は3年連続で大阪大会の決勝戦を経験しているメンバー。自分たちに矢印を向けるという意味で、その経験は大きかった」と話したように、関大北陽の選手たちは落ち着いていました。後半に入ると、自分たちの強みである縦への推進力を生かしてどんどん仕掛けていきます。開始直後にSO羽根田陸選手のトライで突き放すと、その後も冷静な試合運びで確実に得点を追加していきます。後半だけで5つのトライを奪って、41対7。さすが大阪の代表校という強さを見せつける戦いぶりで、全国大会初出場を決めました。
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