米子警察署生活安全課長
「捜索にあたっては、行方不明者の足取りや立ち回り先等を集中的に検索・聞き込みなどをしています。状況に応じて警察犬も活用しています。
ただ、行方不明者は『線』で動きますが、その動いた分、捜索は『円』で捜索することになるので、時間が経過すればするほど捜索範囲が広がって、対応できる警察官の人員も限りが出てきます」
こうしたなか、認知症患者の徘徊対策にと注目されているのが、「GPS端末」です。
全国でGPS端末のレンタルなどを行う「認知症徘徊GPSセンター」。
行方不明になった際に位置情報がわかるだけでなく、普段からGPS端末を身につけておくことで、認知症患者の徘徊ルートなどを事前に把握しておくこともできるといいます。
認知症徘徊GPSセンター 柴田彰さん
「10分おきにGPSの位置を自動的に計測するので、普段どういう行動パターンなのかというのを事前に把握することができます」

一方で、こうしたGPS端末を認知症の患者にどのようにして持ってもらえばいいのか分からないという声も多く寄せられるとのこと。
センターでは、GPSをつけることができる「専用シューズ」を勧めています。