荒川勉さん
「地元の方にも聞いたんですけど、なかなかそちらの狭い路側帯は、地元の人でも歩かないと聞きました。
正常の方だったらわざわざ危険なところは歩かないと思います。泰子の場合は認知症でしたから、その可能性はあるかなと思います」

映像に写っていた泰子さんらしき人は帽子をかぶり、マスク姿で、黒っぽい上着を着ているように見えます。

荒川勉さん
「あれから3か月たちますので、服装は全く違いました。帽子は被っているんですけど、形も違いますし。マスクもしていたので、顔も確認できなかったんですけど、歩く姿・雰囲気は似ているところがありました」

勉さんは、泰子さんの写真や身長などの情報が書かれたチラシを、目撃情報のあった付近にあるスーパーやコンビニ・ガソリンスタンド・近くの住民に配るなどして協力を呼び掛けています。

チラシを受け取った人は
「早くみつかるといいと思います」

警察庁によりますと2022年、警察に届け出があった認知症の行方不明者数は1万8709人で、統計開始から10年連続で増加し、過去最多となりました。

鳥取県でも去年306人が行方不明になっていて、そのうち約2割が認知症患者でした。
警察が捜索にあたりますが、年間300人を超える行方不明者の捜索にかける時間には限界があるといいます。