指定暴力団・住吉会の本部事務所が東京・赤坂のビルから新宿のマンションに移転したと東京都公安委員会が官報に公示しました。

東京都公安委員会は暴力団対策法に基づき、今月17日付けの官報で指定暴力団住吉会の本部事務所の住所が港区赤坂の赤坂通り沿いのビルから新宿区新宿のマンションに変更されたと公示しました。

捜査関係者によりますと、住吉会の事務所はビルの一室にありましたが、老朽化に伴って住吉会の関連不動産会社が2021年に売却し、その後、活動拠点がわからなくなっていました。

新宿のマンションは1992年に同じ関連不動産会社が2部屋を購入し、赤坂のビルの売却後に内外向けの文書に本部事務所住所として記載していたことなどから移転先として認定されたとみられています。

移転先のマンションには住民およそ50世帯が入居していて近くには学校などの公共施設があることから、今後、近隣から立ち退きを求められる可能性があり、警視庁が動向を注視しています。