「結果で恩返ししたい」 2026年の五輪へむけて着実なステップアップ

熊崎キャスター:
本格的にスキークロスに現役復帰したのが2023年1月。その1か月後の2月にスキークロスのコースを初めて滑りました。そして、半年後の8月には「オーストラリア・ニュージーランド選手権」で3位になるなど、着実にステップアップしていることがわかります。

現役復帰するにあたって大変だったことが“スポンサー探し”だということです。必要な活動資金は年間およそ500万円です。寿司店など企業とアスリート契約などを結んでお金を捻出し、またクラウドファンディングでは200万円以上を集めたそうです。その上でトレーニングの場所も確保して、今、必死で夢に向かって歩み続けているということです。

今後はオリンピック出場に向けて、ワールドカップへの出場が当面の目標だそうです。2022年の「北京オリンピック」の派遣基準がワールドカップで3回、16位以内に入るということでしたので、おそらく2026年の「ミラノ・コルティナオリンピック」でも同様の形になると思われます。そのため、ワールドカップで結果を残すというのが当面の目標になるわけです。

高橋選手は、「一度きりの人生、ここで挑戦しなければ一生後悔すると思う。応援してくれる皆さんに結果で恩返ししたい」と前向きに話してくれました。

井上キャスター:
ホームページを確認するとサポート企業の数も着実に増えていて、高橋選手もふるさとを元気にしたいと常々話されている。スポーツを通じた町おこしや地域を元気にする新たな形のようにも感じます。

星浩氏:
国際大会などに出場するとお金かかります。特に今は円安なので余計に負担は重いはずです。資金集めに関して色々な人がアドバイスをするとか、自治体や国のバックアップは必要ですね。