一度は諦めたオリンピック挑戦。再び夢に向かって、寿司店から冬のオリンピック出場をめざす26歳のスキーレーサーを追いました。

寿司店で働きながら挑戦 スキークロスで五輪目指す

熊崎風斗キャスター:
新潟県妙高市出身の高橋大成選手(26)は、現在、寿司店で働きながらスキーレーサーとしてスポーツにはげむアスリート社員です。元々はアルペンスキーの選手で、全日本で優勝もしました。

ただ世界の壁があり、一度引退して子どもたちの指導をしていました。その中で「オリンピックの夢を諦めたくない」と、2023年1月からスキークロスで本格的に復帰を果たしました。

なぜスキークロスで現役復帰をしたのか。高橋選手は「これまでやってきたスピード系の種目に似ている部分が多いスキークロスなら、自分の長所を生かしつつ世界で勝てるかもしれない」と話しています。

雪の上の格闘技ともいわれている程、レースで目まぐるしい展開があるスキークロスならばと転向したということです。

井上貴博キャスター:
誰しも人生で何かしら諦めた経験があると思うので、高橋選手の「ボロボロになるまでやる」という後ろ姿に感情移入してしまうところがありますね。

TBSスペシャルコメンテーター 星浩氏:
リスキリングブームですし、違った職や違った分野へのチャレンジ、人生は長いですからどんどんやってもらいたいですね。

ホラン千秋キャスター:
同じ種目ではなく、「スキークロスなら世界で勝てるかもしれない」「勝ちたい」という気持ちが強いことが伝わってきます。