JAF=日本自動車連盟の調査で、信号機のない横断歩道での一時停止率が、長野県は84.4%と、8年連続で全国1位となりました。
交通マナーが良いとされる一方で、信号機のない横断歩道での交通事故は相次いでいます。
ドライバーと歩行者が事故を防ぐためにどうすれば良いのか、取材しました。


信号機のない横断歩道での一時停止率が全国1位となった長野県。

歩行者の女性:
「多分停まる人多いと思います。いまも止まってくれた方いたのでうれしいですね」
歩行者の男性:
「(運転しているときは)横断歩道では右左をよく見るようにしている」
東京から来た女性:
「朝も通ったんですけど、結構停まってくれて通りやすいなと感じました」

井上記者:
「停止率84%を誇る長野県ですが、本当に止まってくれるのか1時間検証してみます」


検証場所は、長野駅から県庁通りへと続く市道です。

JAFの調査は、片側1車線の道路で行われましたが、片側2車線の場合、停止率はどうなるのでしょうか?

井上記者:
「横断歩道の手前で手を挙げて車に合図をしています。車が止まってくれました」
「長野駅方面から来た車が女性に気付いて、止まりました。女性は軽く頭を下げて渡っていきます」

一方で…

井上記者:
「女性が横断歩道を渡ろうと立っています。なかなか車に気づいてもらえず…車が4台通過したところでようやく渡ることができました」


1時間の間に歩行者が渡ろうと待っていたときに通行した52台のうち、横断歩道の手前で止まったのは54%。

道幅が広い分、ドライバーが歩行者に気付きづらかった可能性があります。