東名高速清水インターから車で10分、静岡市清水区の「四季菜ジェラート&カフェきらり」。JAしみずが運営しています。

<山本太朗記者>
「これが清水ドッグ・スペシャルですね」

<JAしみず 森一真さん>
「そうです」

<山本太朗記者>
「食材を教えてください」

<JAしみず 森一真さん>
「こちらが清水産のレッドオーレトマト。北川牧場のTEA豚のベーコンとウインナー。ガルシアさんのチーズ。後は清水産のレタス、ソースは三保産のレッドオーレのトマトソースを使っています」

「清水産を使ったお腹がたまるものを作りたいと言った時にTEA豚もあるし、トマトもあるし、チーズもある。そして、おいしいパンもあるということで、それならホットドッグを作ってみようってことからスタートしました」

今回のしずおか産は、地元の食材をふんだんに使った「清水ドック・スペシャル」です。

<山本記者>
「食材の味がしっかりしていて、ウインナーは肉汁たっぷりですし、チーズはすごくあっさりしていてとてもおいしいです」

ウインナーの原料になるTEA豚を育てている北川牧場です。TEA豚のTEAとは「お茶」のことです。

お茶に含まれるテアニンは、リラックス効果をもたらすと言われています。豚にもお茶を飲ませるとストレスが軽減し、肉質が向上すると言います。

<北川牧場 北川雅視代表>
「脂身があっさりしていると言われる。豚肉特有の獣臭さがあまりない。しゃぶしゃぶにしても、アクがあまり出ないのが特徴」

この「TEA豚」のウインナーが「清水ドッグ・スペシャル」の主役になっているんです。

続いて、チーズです。静岡市清水区三保にあるガルシアチーズ。9年前から朝霧高原の牛乳を使ってチーズを製造しています。

<ガルシアチーズ 喜納誠侍専務>
「ケソフレスコという商品で、スペイン語でフレッシュチーズという意味。特徴は、ミルクの風味が優しく、口当たりが優しいチーズです。癖のあるチーズではないので食べやすいチーズ」

このチーズは、2年に1度開催されるジャパンチーズアワードで2016年・2020年に銅賞を受賞しています。

地元の食材をホットドッグという形で、発信しているJAしみずの取り組みについては…。

<ガルシアチーズ 喜納専務>
「私たちも地元清水が大好きで、地元のモノを使って商品も作っているので、地元のものを使って地元の人に発信していくことは、すごくありがたいし、マネをしたい」

JAしみずは、清水産の食材の魅力を発信しようと手軽に食べられるホットドッグを考案したのです。

<JAしみず 森一真さん>
「ホットドッグを通して、自分達の農産品が色々な人に知れ渡ることが嬉しいと言われている」

地元農家や生産者の思いが詰まった「しずおか産」です。