ターゲットは若い女性とファミリー層
今回のリニューアルの背景…それは、百貨店を取り巻く環境の変化がありました。
うすい百貨店・溝井啓介店舗開発部長「(コロナ禍で)生活様式が変わったということで、外に出て買い物をする機会も減ってきている」
そこで、うすい百貨店が今回打ち出したのは、新たな客層の獲得です。
溝井店舗開発部長「働く女性をターゲットにしているのと、3世代ファミリーを取り込むことをコンセプトにしている。お客さまが要望するショップを探して魅力のある店を作っていくことが必要」
現在、うすい百貨店では売り上げの6割近くを60代以上の客が占めています。今回、客層の薄い20代から40代の働く女性や、ファミリー層を取り込むことで収益の拡大を狙います。
今回、地下1階ではチョコレート専門店を新設したほか、調味料やギフト商品などをそろえた食料品の売り場を拡大。さらに2階にオープンしたのが、県内初出店、20代から30代女性に人気のある雑貨店「アフタヌーンティー・リビング」です。
ハンカチやハンドクリームなどおよそ5000種類の生活雑貨を販売しています。

郡山市内から来た人「県外に行かないと(雑貨を)見られないのは寂しかったので、県内の近いところで見られるのはうれしい」
須賀川市から来た人「もともと好きな雑貨屋だったのでできてすごくうれしい。癒しになる」
溝井店舗開発部長「新しいお客さまを取り込んでいかないと百貨店としては厳しいので、百貨店の垣根を越えた商業施設を目指したい」
うすい百貨店は今後、人気化粧品ブランドの売り場を新たに設けるほか、待ち合わせや休憩できるスペースを順次オープンし、来年4月ごろにグランドオープンを迎えます。