市街地でクマを駆除する際、自治体の判断で猟銃の使用が可能となる「緊急銃猟」制度が始まってから約1か月。福島県相馬市では3日、民家に居座るクマを捕獲する合同訓練が行われました。
相馬市の山あいの地区で行われた「クマ捕獲訓練」相馬市と警察をはじめ、猟友会の中から選ばれた「鳥獣被害対策実施隊員」など合わせて約50人が参加しました。
「クマへの花火による追い払いを実施しそれでもクマが移動しないと居座り続けるということであれば緊急銃猟に移行していく」
訓練は、「民家の庭にクマが居座っている」という想定で行われ、まずは花火を使って追い払います。それでもクマは居座り続けたため、「緊急銃猟」で隊員がクマに発砲します。弾は2発命中し、クマの絶命と、住宅に被害がないことを確認しました。
相馬市山上3区須萱 高玉浩区長「この地区でもクマの発見が私が知っている限りで3~4件あってこういった緊急のシミュレーションをしていただいて非常にひとつは安心」
県内の今年のクマの目撃件数は866件で、去年の同じ時期より283件多く、先月の時点で過去最多を更新しています。
訓練のあとは、隊員から市に対してこんな質問もー。
隊員「クマを撃って手負いになった場合はどんな対応をすればいいのか?」
相馬市産業部長 伊東充幸さん「どこまで追いかけるかという部分に関しては人への危険がなくなるまでだと思う」
相馬市産業部長 伊東充幸さん「クマの動向によって色々とシチュエーションが変わるそのつどそのつどの対応になってしまう。市としてたくさんのケースを想定したある程度のマニュアルを作っていかなくてはいけないと感じています」
相馬市では、今後も訓練を重ねていき市民の安全を守れるよう努めていきたいとしています。
県内ではクマの目撃情報が多発し、けが人も出ています。3日も喜多方市の会北中学校のすぐ近くの路上でクマが目撃されたということです。
被害を防止するためにこうした連携訓練は今後ますます重要になってきます。
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