鳥や獣の狩猟が15日解禁されました。クマの出没や人身被害が相次いでいることから、ことしは富山県がクマへの遭遇の注意を呼びかけていて、ハンターも警戒しながら楽しむシーズンとなりそうです。

15日は午前6時半ごろの日の出とともに、この日を待ちわびた県内外のハンターたちが常願寺川沿いに集まりました。

ことしは県内でクマの出没や人身被害が相次いでいることから、県の職員がハンターに直接、クマへの警戒を呼びかけています。

富山県の担当課の職員が「クマ鈴とか携帯していただいて十分警戒して狩猟を続けていただければ」と呼びかけました。日の出とともに狩猟が解禁されました。

大阪からのハンター:「やっと始まったかという感じ。楽しみです」

ハンターたちは山手の方には行かないことから特別なクマ対策はしていないということでしたが、猟犬にはどこにいるかわかるよう、普段から鈴や居場所がわかる専用の機械をつけているため、クマが出たらすぐに逃げられるよう警戒したいと話していました。

大阪からのハンター:「河口あたりは大丈夫と思って。ニュースの報道よりかはそんなに心配はしていなかった」

大阪からのハンター:「様子見つつ楽しもうかなという感じです。(クマが急に現れたら?)そうなったら撃つしかないですよね。弾持っているので」

狩猟の対象となるのはキジやカルガモ、キツネのほかツキノワグマなどの鳥獣46種類で、減少が著しい野鳥の「ゴイサギ」と「バン」は去年から対象外となっています。

狩猟の期間は来年2月15日までで、イノシシとニホンジカについては農作物への被害が増えているため来年3月31日までとなっています。