本格的な雪のシーズン到来を前に富山県は15日、管轄する道路の除雪を取り仕切る「道路除雪対策本部」を設置しました。

富山県防災危機管理センターでは職員が「道路除雪対策本部」の看板を土木部の道路課に掲示しました。県によりますと今シーズン、除雪の対象となるのは県が管轄する道路、総延長およそ2300キロと歩道およそ110キロです。

昨シーズンは、短期間に多くの雪が降ったものの全体としては平年より少ない降雪量で除雪車の出動台数は前のシーズンより8400台ほど少ないのべ、およそ1万580台でした。

今シーズンの降雪量はいまのところ平年より少ない予想ですが短期間に大雪になる可能性もあり、対策本部長を務める富山県の市井昌彦土木部長は「情報収集に努め、国や関係機関と連携しながら万全の態勢で臨みたい」としています。

道路除雪対策本部は県内8か所の土木センターとともに、2024年3月末まで除雪作業にあたります。