もう1つ、若い世代と大人世代でとらえ方が違うのが「句読点を使う」こと。
 大人世代は、LINEに句読点を使いますが、この句読点、特に句点のマルが若者にとっては「怖い」と感じるそうなんです。
 本当かどうか、若者に聞いてみました。

 20代女性
「ちょっと冷たいような感じ」
10代男性
「『。』だけで読み方が変わる。怒ってるのかなって」
10代男性
「作文やきちんとした文章には『。』をつけるけど、日常会話(LINE)で『。』がつくと怖い」

 句点を怖い、と感じる若者。その理由を高橋さんに聞いてみると…

ITジャーナリスト 高橋暁子さん
「単語単位でスピーディにやりとりしているので、本来、句読点を打つべき位置ですでに送ってしまっているため、句読点を打つ必要がないんです。そこにあえて句読点がついていると、違和感がすごいし、『裏に気持ちがあるんだな』と感じとれてしまって『怖い』という印象につながっているんだと思います」

 では、大人世代から若者へLINEするときは、どんなことに気を付ければよいのでしょうか?
●句点をつけないで送る
 句点だけ、は気を付けた方がいい。若者にとって「。」は区切っている感じがして、それ以上しゃべりたくないという拒否に見える。
●絵文字も少し減らして、文章の量も軽めにする
この2つが大事だそうです。

 とはいえ、「おばさん構文」は思いやりにあふれていることもわかりました。
 若者も大人世代もお互い歩み寄る気持ちが大事です。
 いつの時代もジェネレーションギャップはありますが、お互いの違いを理解することが、やさしい世界につながっていくのかもしれません。