ITジャーナリストでSNS、インターネット関連の専門家、成蹊大学客員教授の高橋暁子さんは「若者と大人世代では、全くコミュニケーションの形態が異なるから、というのが一番大きい」と話します。

 ITジャーナリスト 高橋暁子さん
「大人世代は、最初にメッセージでのやりとりをしたのが、ガラケー文化の頃。ガラケーだと『メール』でのやり取りだったので、相手がいつ読むかわからず、一つのメッセージで要件が完結している必要があります。だから、文章が長いし、読みやすくするために句読点があったり、絵文字・顔文字とか『楽しい気持ちで送っていますよ』というのを表現した上で送るのが正しいマナーでした」

 一方で、若者にとっては、LINEは「リアルタイムで会話を楽しむ」コミュニケーションスタイル、とのこと。

ITジャーナリスト 高橋暁子さん
「彼らにとっては、LINEはメールではないので、『短文』で『スピーディ』なやりとりが正解なんです」

 若者と大人世代では、LINEのとらえ方が違うんですね。
 LINEがサービスを開始したのが12年前の2011年からなので、今の若者は、LINEで会話するのが通常のスタイルとなっているようです。