「とりあえず行けばいつも洋服直ししていた」思いの詰まった洋服店

当時の写真に鳴海さんの祖父・田中幸蔵さんの姿がありました。
タナカ洋服店 田中千代さん
「いつもミシン(の前)に座っていました」
幸蔵さんは戦後、東京にあった洋裁の専門学校を卒業。「田中」をカタカナ表記に変えて新たな「タナカ洋服店」を1966年、青森市古川にオープンさせます。

COFFEESTAND Kello 鳴海絵美さん
「とりあえず行けばいつも洋服直ししていたので、糸がすごくいっぱいい種類があったので並べて遊んでいて。たまにお手伝いとか毛抜きでしつけ糸を抜くのを手伝ったりしました」
鳴海さんと母・千代さんは、古いアルバムをめくりながら祖父・幸蔵さんとの大切な思い出に浸ります。

記者
「(祖父の店は)記憶に残っている?」
COFFEESTAND Kello 鳴海絵美さん
「残っている」
タナカ洋服店 田中千代さん
「毎日のように行っていました。実家に」
COFFEESTAND Kello 鳴海絵美さん
「生まれた頃から」
しかし、2人の思い出が詰まった「タナカ洋服店」も時代の変化とともに衰退していきます。