富山県は、今年10月に開催した「県ものづくり総合見本市」の出展社を対象としたアンケートについて、委託業者によるメールの誤送信で、1社の回答が未回答の43社に送られたと発表しました。
「県ものづくり総合見本市」は、2年に1回のペースで県内メーカーの最新技術などを紹介するイベントで、今年は10月26日から28日まで県内外の約300社が出展しました。
誤送信をしたのは、県からこの見本市のコーディネーター事業を委託された富山市の「ジェック経営コンサルタント」です。
この会社では、見本市の開催後、出展社にアンケートを実施。今月13日、期限までに返信がなかった43社に対して、すでに返信していた1社のアンケートの回答結果を誤って添付してメール送信しました。
未回答の出展社に回答を促すため、本来、アンケートの回答様式を添付して送信するところを、確認不足でアンケートの回答結果を添付してしまったとしています。
アンケートは、出展社が名刺交換した件数や商談件数、出展の目的、満足度などを回答するものでした。
「ジェック経営コンサルタント」は、回答結果が添付して送信された出展社1社に謝罪するとともに、回答を受け取った43社に経緯を説明してメールの削除を依頼しました。
「ジェック経営コンサルタント」は、今後、添付ファイルをメール送信前に確認するなど再発防止のための対策を講じていくとしています。