「不適材不適所」 なぜ相次ぐ?

小川彩佳キャスター:
この2か月で政務三役の辞任が相次いでいる岸田内閣ですが、不祥事が続いていることについてシンシアさんの目からはどう映りますか?

薄井シンシアさん:
要するに岸田チームが採用するときに、バックグラウンドチェックを十分に行ってないような気がします。一企業として考えれば、採用する前に、まずはバックグラウンドチェックですよね。採用した後は、いわゆる企業であれば就業規則というのがありますが、国会の場合はないんですか?

TBSスペシャルコメンテーター 星浩氏:
コンプライアンスですか?

シンシアさん:
就業規則もそうだし、採用してから年に1回、コンプライアンストレーニングをして何をやってはいけないか、何がグレーなのか、そういう年に1回のレビューっていうのはないんですか?

小川キャスター:
シンシアさんの会社では、そういうことをなさっているんですか?

シンシアさん:
いくつもの外資系で働いてるんですけれども、必ず年に1回コンプライアンスのトレーニングがあるんですよ。最後には「全部読みました」「全部これに従ってます」と、これは絶対に年に1回は、全員が受けなくちゃならないんですよね。

星氏:
国会議員もやってほしいんですけど現実にはどういうことかというと、国会議員はまともな人で、法律を守って、倫理感がある人だっていうことを前提に設計されています。

本当は与野党でチェック機能を働かせなくてはいけませんが、実はチェック機能も自民党が圧倒的に強いということもあって、チェック機能が働かない。とりわけ岸田政権ではかなり緩いんですよね。今回も本人任せになってズルズルと時間が経っているということで、そういう事情が重なって、こういう事態になってるんだと思いますね。

藤森祥平キャスター:
思えば去年も、岸田政権で相次ぐ閣僚の辞任が3人、4人と続き、また今回こうして辞任ドミノがあって、今日も任命責任について「重く受け止める、お詫びする」という話がありましたけど、信頼回復の本気度が全く伝わってこないですね。

星氏:
岸田さんからはそういう本気度、伝わりませんよね。デフレからの脱却で一番大事な時期だと言ってるわけですよね。そうであればこういう不祥事に対して即刻クビにして、新しい体制を作って政策に取り組むべきなんですけど、そういう岸田さんの本気度というか怒りが伝わってこないんですね。

それによって政権自体が何となくぬるま湯になってて、全体がズブズブと落ちていって、加えて全体の日本政治、政策にも波及して日本全体が閉塞感になってるということだと思いますね。

小川キャスター:
今回の内閣は適材適所と言われていましたよね。

星氏:
ですから現実を見ると、まさに不適材不適所と言っていいと思いますね。

シンシアさん:
派閥で決めてるから、それがいけないんじゃないですか?

星氏:
それを岸田さん自身が丸呑みして受け入れているということは、こういうところに現れてきてるわけです。

小川キャスター:
今のこの国民の失望感が総理に伝わってほしいと感じます。