「どうやって機材を搬入するか?」まで考える

<浜松フィルムコミッション 内山佳織さん>
「石畳で日本らしい場所で、いいですよね」
1つ目の秘密が「制作者目線のロケ地探し」です。通常、フィルムコミッションは作品側に対し、いつでも最適なロケ地を提案できるよう地域のあらゆるスポットをチェックしています。
しかし、浜松フィルムコミッションの場合は、きれいなロケーションを見つけるだけでなく、本当にこの場所でスムーズに撮影できるのかに気を配っています。

<浜松フィルムコミッション 内山佳織さん>
「駐車場からの距離、どうやって(機材を)搬入するかですとか、そういったものも気をつけながら見て回っています」
人通りの量は?カメラを置くスペースはあるか?制作側の視点に立つことがロケ地として選ばれるためには、大切なのです。

実写版『弱虫ペダル』のプロデューサーとして浜松市でロケを行った竹山昌利さんが浜松フィルムコミッションのロケ地探しについて話してくれました。

<『弱虫ペダル』ラインプロデューサー 竹山昌利さん>
「台本を読んだ上で『ここなんだな』っていう自発的なフィルムコミッション側が自発的にいいロケ地を紹介してくれるのが、浜松のフィルムコミッションだと思う。スタッフとフィルムコミッションが同じ目線で話ができている、ここが一番大きんだと思います」