不安・歓喜・切迫で揺さぶり 冷静な判断力を奪う

福岡大学人文学部 大上渉教授:
「『あなたの銀行口座(キャッシュカード)が不正に利用されていますよ』を言われると、被害者は “不安”になったり “恐怖”を感じますよね。
また『年金の未払い金がありますよ』と言って、“興奮・喜び”など(被害者を)歓喜させる。

あるいは“時間的切迫”と言って『今日の午後3時までに手続きを行ってください』と急がせて ”ゆっくり考る時間を与えない”

――これらのテクニックを重層的に使われると、どうしても被害者は “パニック”に陥って冷静な判断ができなくなるんですよね」

では、電話で冷静さを保つにはどうすれば良いのでしょうか?