アメリカのバイデン大統領と中国の習近平国家主席が来週行われる首脳会談の中で、AI=人工知能が攻撃を判断する自律型兵器の使用禁止について合意する見通しだ、と香港メディアが報じました。

香港のサウスチャイナ・モーニング・ポストの電子版は11日、アメリカのバイデン大統領と中国の習近平国家主席がアメリカで15日に行う首脳会談で、人間ではなくAIが攻撃を判断する自律型兵器の使用禁止について合意する見通しだと報じました。

使用禁止になる対象は、ドローンなどの自律型兵器のほか、核弾頭の制御や配備に関して人工知能が判断するシステムが想定されるということです。

サウスチャイナ・モーニング・ポスト電子版は、アメリカと中国がこれまで人工知能の技術が無秩序に使用されると戦争が拡大してしまう懸念があると表明していることから、15日に行う米中首脳会談で主要な議題となることが予想されるとしています。