ブドウ栽培から醸造まで "自分のワイナリー"を夢見て

仙台市太白区の秋保ワイナリーです。荒井さんは、自分の醸造所を持っていないため、秋保ワイナリーに醸造を委託しています。

プレス機から搾られた濃厚なワインブドウジュース。荒井さん、さっそく試飲してその味を確かめます。このジュースを温度や湿度管理を行って発酵をすすめ、来年5月頃に、荒井さんこだわりの「七ヶ宿産ブドウ100%ワイン」が完成します。

荒井謙さん:
「(果樹栽培は)完全なる先行投資の世界で、保障もないというところでハードルが高かったかなと思いますが、順調に収穫までたどり着いて自分のワインが出来上がってよかったと思います」

荒井さんの最終目標は、醸造所を建設し七ヶ宿に自身のワイナリーを立ち上げることです。

荒井謙さん:
「栽培をここでやって、ここで出来上がった品種の特徴をワインのボトルに表現していくこと、それがワイン造りの最大の楽しみであり飲んでいただく皆さんもそこを楽しみにしていただける方が多いのかなと思っています」

「ワインで土地を表現したい」荒井さんはひたむきにブドウに向き合い続けます。