12月5日金曜日の朝、宮城県では北西部を中心に大雪となりました。当初の予想では広い範囲で雪が降ると見られていましたが、実際には仙台から南の地域では比較的雪が少なく、一方で県北西部では大雪警報が出された地域もあります。
午前中は西部で雪が継続、午後は天気回復へ
午前中は西部で雪の降りやすい状態が続くものの、午後になると冬型の気圧配置が緩んできます。これに伴い雪の範囲も次第に狭まっていく見込みです。最高気温は高いところでも7℃程度で、12月下旬並みの寒さが続くでしょう。

雪雲シュミレーション・予想気温







午後になるとこの雪の範囲はだんだん狭まり、夜になると各地で完全に止む見通しです。
この後東部を中心に日差しが出てきますが、気温はあまり大きくは上がりません。5日の最高気温は仙台で7℃など、12月下旬並みのところが多くなりそうです。4日は4.2℃までしか上がりませんでしたので、それに比べると3℃前後高めではありますが、寒さは続きます。

各地の天気

仙台エリアでは、東部は午前9時頃まで弱い雪や雨の降る可能性がありますが、その後は晴れ間が広がるでしょう。西部では昼過ぎまで雪が降りやすいですが、天気は回復傾向です。

名取から七ヶ宿にかけては、蔵王や七ヶ宿周辺で夕方まで雪が降ったり止んだりで、標高の高い地域では積雪がもう少し増えそうです。

石巻から南三陸にかけては、日中は東部で西風がやや強く、石巻周辺では平均10m程度吹く見込みです。日差しは届きますが、真冬モードの服装が必要です。

気仙沼から鳴子にかけては、大雪になった地域でこの後は極端に降り方が強まることはなさそうですが、気温があまり高くないため、解けるのには時間がかかるでしょう。
週末はお出かけ日和に

6日、7日の土日は、高気圧に覆われて2日間とも概ね晴れや曇りとなります。日曜日に北部の山沿いで少しにわか雨がありそうですが、広い範囲で降ることはない見込みです。
気温も高くなり、日曜日の最高気温は11月中旬並みまで上がる予想です。イルミネーションを見に出かけるのにも良さそうな天気となるでしょう。
今後の見通し

来週は火曜日に西部で雪マークが付いていますが、今のところ4日や5日ほど寒気は強くなく、本格的な雪になることはないと見られています。
大雪となった地域では気温があまり高くないため、積もった雪が溶けるには時間がかかる見込みです。交通障害や凍結に引き続き注意してください。














