富山県の新田八朗知事が就任して8日で丸3年です。知事は定例会見で公約に挙げた重点政策について、今年度末の達成率が90パーセントに上るとして3年間の成果を強調しました。しかし、中には明確な実現と言えない項目も含まれ、その評価基準には疑問が残りそうです。

富山県 新田八郎知事:「あすからは任期4年目に入ります。本県発展の礎となる人づくりと新しい富山県をつくる新しい社会経済システムづくりを着実に進めていきたいと考えています」

富山県知事就任から丸3年を迎えた新田知事。前回選挙では、現職の石井前知事を破って初当選を果たし、民間企業出身の知事として県政のかじ取り役を担ってきました。

8日の記者会見では8つの重点政策である「富山八策」について、第3子以降の保育料完全無償化で市町村との合意、富山大学薬学部「地域枠」への奨学金貸与制度の創設、富山のすしのブランド化を図る「寿司と言えば富山」の推進などに取り組んだことなどを報告しました。
