その後も同じエリアで飼育されてきたそうですが、施設内の側溝に落ちて上がれなくなったり、ほかのペンギンやカラスなどから攻撃される恐れがあったりしたため、6年前から通常展示ではなくバックヤードで飼育されているそうです。

飼育担当2年目の松浦大志さん(29)は「マリンピア日本海で飼育しているフンボルトペンギンと比べると、翼でたたかれたときの強さが違います。やはり30歳と高齢なので筋力が衰えているんですよね」と話します。
以前は、かなり攻撃的だったというミナミイワトビペンギンも年齢には勝てないのかもしれません。

目が見えずにどうやって生活?

さて、目が見えないミナミイワトビペンギン。どのように生活しているのでしょうか、飼育の様子を見せてもらいました。

ミナミイワトビペンギンの餌はアジ。ボールに入れて与えます。
目が見えないので、飼育担当の松浦大志さんが壁をたたいて合図をすると、食べにやってくるといいます。
この時も音に反応して近づいてきましたが…「今は食べませんね」と松浦さん。