右目をケンカで、左目を白内障で 両目の視力を失って…

マリンピア日本海で飼育されているミナミイワトビペンギンは、1993年に生まれました。

生まれたばかりのミナミイワトビペンギン(画像提供 マリンピア日本海)

1990年の開館以降、マリンピア日本海では6羽のミナミイワトビペンギンを飼育していたものの、現在残っているのは1羽だけです。

以前はペンギンの飼育エリアでフンボルトペンギンと一緒に飼育されていました。しかし、このミナミイワトビペンギンはフンボルトペンギンの巣を乗っ取ってしまうことがあり、たびたびペンギン同士でけんかになっていたといいます。

以前はほかのペンギンと一緒に展示されていた(画像提供 マリンピア日本海)

そしてある日、激しいけんかの末に右目を失明しました。その後、加齢による白内障で左目も見えなくなり、両目の視力を失ったのです。