コメのとぎ汁などこれまで活用されてなかった資源を生かし、地域課題の解決を図ります。新潟県長岡市が重点施策のひとつとして掲げるプロジェクトが本格的にスタートしました。

長岡市で7日に行われたキックオフイベントには、国内最大級の公的な研究機関、産業技術総合研究所=産総研(さんそうけん)と、長岡技術科学大学、そして長岡市の関係者らおよそ90人が集まりました。

【長岡市 磯田達伸 市長】
「長岡が実験フィールドになって、そのモデルが全国に発信されていく。全国に貢献していく」

産総研など3者が連携して始める「NAGAOKA・AISTーBIL(アイスト・ビーアイエル)」。

市内の酒造会社から出る酒粕や米菓会社から出るコメのとぎ汁といった未活用資源を生かし、新たな価値を生み出します。
【NAGAOKA・AISTーBIL 宮房孝光 プロジェクトマネージャー】
「見えない課題も掘り起こしていって、産総研の技術を生かした事業がしっかり長岡で花開いていくことを実現していきたい」

BILの活動はミライエ長岡を拠点に始め、今後、地域企業の課題やニーズを探りながら、研究を進めていくとしています。