人間に寄り添って生きるペットについて考えます。日本国内で飼われている犬や猫は合わせて1589万匹います。ペットを飼うと聞くと、ペットショップでの購入を思い浮かべる人も多いと思いますが、ある変化がいま起きています。

ペットショップの“未来形”? 犬・猫との新たな出会い

さいたま市・浦和区にある「ペットフェリーチェ」は一見普通のペットショップですが…

『ペットフェリーチェ』店長 高橋潤さん
「販売している子ではなくて、ブリーダーさんから、繁殖した終わりの引退犬だったり。飼い主さん都合で飼えなくなった子たち」

ここはペットを売らない、買わないお店。
ブリーダーや飼い主から犬猫を保護し、希望する人に譲渡します。

“売らない”ペットショップ 保護犬・猫「一匹でも幸せに…」

フレンチブルドッグのアンジュちゃん(6)は繁殖用の母犬でした。

高橋潤 店長
「下半身がいきなり動かなくなってしまって、ブリーダーさんでは手に負えなくなってしまった」

病気や障がいを抱えた犬猫には治療をし、時間をかけて審査しながら新しい家族を探します。

高橋潤 店長
「(もし)家族が決まって、車椅子をつけてお散歩している姿を見るのが、本当にそれだけで幸せです」