世界的に人権や環境に関するリスクが高まる中、原材料の調達までの工程を全て自社で管理する生産体制を目指す動きが始まっています。

「ユニクロ」などを展開するファーストリテイリングは、品質や原材料の調達、生産体制、そして環境や人権対応など衣服を生産する全ての工程で自社の基準を適用し、サプライチェーン全体を管理する体制を目指すと発表しました。

具体的には、少数精鋭の生産パートナーに取引を集約し、今後は原材料を指定の農場や牧場から調達する取り組みを進めるとしています。

また、生産拠点については主要である中国の拡大に加え、東南アジアでの生産が伸びるほか、成長市場のインドも拡大する予定です。

ファーストリテイリングは、2021年に「LifeWear=新しい産業」というビジョンを掲げ、持続可能性と事業の成長を両立する新しいビジネスモデルへの転換を進めています。