そのあとも選手それぞれが課題に取り組みます。屋内練習場では、林晃汰 が、迎祐一郎 コーチとマンツーマンでノックバットを振っていました。これは、ピッチャーとの間合いの取り方や、自分のバッティングのタイミングの取り方を養いながら、いろんな気づきを解決していく練習です。

さらに、田村俊介 が、福地寿樹 コーチとマンツーマンで体の使い方やバットの出し方をみっちり話し合っていました。

今回のキャンプの特徴がこういった、一見、何をしているかわからないような練習にかなりの時間を使っていることで、これもチームの方針に選手をはめるのではなく、選手それぞれの課題にチームが寄り添うという取り組みの表れです。

全体練習では、きょうは体を動かすことを中心に、野手も投手も元気よく汗を流しました。若手のはつらつ秋季キャンプはまだまだ続きます。

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松本清孝 ディレクター
どうでしょう、少しは選手に寄り添って見ることができたのではないでしょうか?

青山高治 キャスター
松本さんのあの話、きのう夜に日南の飲食店で語った話を聞いた後にこの練習を見ると、ものすごく選手のキャンプにかける意気込みというか、しみますね。伝わります。

松本清孝 ディレクター
いや、もう本当にみんな必死で、自分で考えて体を動かしているので、どこの練習を見ても全部が見応えがあっておもしろいんですが、このキャンプでよく話題になっているのが、藤井彰人 ヘッドコーチ考案、新井監督が全選手に提出させた “レポート” なんです。けっこう取材を進めるうちにだんだん内容がわかってきたので、ちょっと紹介させてください。