JR芸備線の一部区間の存廃を議論する「芸備線再構築協議会」の幹事会が24日、広島市で開かれ、来年、鉄道の沿線でバスの実証運行を始めることが報告されました。

芸備線では、7月から列車の増便などによる経済効果について検証する実証事業が行われています。

幹事会では、この事業を来年6月まで延長する一方、沿線の主要道路で来年、バスの実証運行をすることが報告されました。バスは庄原~新見間で、平日は通勤・通学など、土日祝日は観光客の利用を想定して運行します。

具体的なルートやダイヤは未定ですが、芸備線の定期券の利用者などをモニターとして、バスと鉄道の利便性について比較するアンケートなどをします。

中国運輸局は実証運行を通じて、鉄道とバスそれぞれの地域経済効果を総合的に分析していきたいとしています。