しのぎを削る「宿命のライバル」が奇跡の共演です。福島県喜多方市にある製麺会社2社が市内の人気ラーメン店とタッグを組み、お土産用のラーメンを開発しました。競合相手と手を組んだそのワケとは…。

6日、福島市で開かれたお土産用ラーメンの新商品発表会。厨房に立つのは、喜多方市の人気ラーメン店「喜一」の吉田社長と、喜多方市の製麺会社2社「曽我製麺」と「朝日屋食品」の関係者です。今回の新商品は、喜多方市でしのぎを削る「ライバル製麺会社」がタッグを組んで開発されました。

Q.ライバル同士と聞いたがお互いどういった印象なんでしょうか?
曽我製麺・曽我高志社長「ライバルだけに目も合わせない、ガチガチのライバルで普段はやっております」
朝日屋食品・蓮沼高志常務「非常に強いライバルで、我々ももう会うたびに緊張してしまいますが」

犬猿の仲…?にも見える2社をつないだのが、市内の人気ラーメン店「喜一」の吉田社長でした。

曽我製麺・曽我高志社長「(吉田社長から)『お互いに喜多方のために喜多方ラーメンのためにいい商品をつくらないか』という声がかかって、ここから始まりです」
朝日屋食品・蓮沼高志常務「本当に驚きましたね。まさかと。」

喜一・吉田満社長「意見をするどころかピッタリ。とってもいいイメージの麺が出来上がった」