岸田内閣の支持率が前回の調査から10.5ポイント下落し、総理就任後、“過去最低”の29.1%となったことがJNNの世論調査でわかりました。
また、自民党支持者の中でも58.1%が「政策に期待できない」と回答しています。 慶応大学の特任准教授である若新雄純さんも交えてその背景について考えます。
“自民党支持者”にも低評価 「支持できない」は40.8%
日比麻音子キャスター:
JNNでも以下の通り、世論調査を行いました。
▼10月の内閣支持率 「支持できる」:39.6% 「支持できない」:57.8%
▼11月の内閣支持率 「支持できる」:29.1% 「支持できない」:68.4%

11月の「支持できる」の29.1%は、岸田政権において過去最低。10月からの10.5ポイント下落は、“過去最大”の下げ幅となっています。
続いて、共同通信の世論調査(11月3日~5日)を見ていきます。
▼「支持」:28.3%
▼「不支持」:56.7%

「支持」は前回の10月14日~15日調査の時からさらに4ポイント下落し、過去最低を更新。「不支持」は前回の調査から4.2ポイント上昇しています。
さらにこうした傾向は政党支持率にもあらわれています。JNNの調査では自民党を支持するという人の割合は…

▼10月:31.6%
▼11月:26.2%(先月よりも5.4ポイント下落)
さらに、自民党支持者の中で、岸田内閣について…
▼10月 「支持できる」:71.4% 「支持できない」:27%
▼11月 「支持できる」:57.2% 「支持できない」:40.8%

また、支持できない具体的な理由について…
▼政策に期待できない:58.1%
▼岸田総理に期待できない:16.5%
▼閣僚の顔ぶれがよくない:8.1%
▼自民党を中心とした内閣だから:2.7%
▼特に理由はない:13.6%
ということです。