河野デジタル大臣は国政選挙の投票について、「オンライン投票ができることがデジタル化の一つの究極のゴール」と述べ、将来のオンライン投票の導入に向け意欲を示しました。

河野大臣は5日、自身の動画配信サイトでエストニアで導入されているオンライン投票の話題に触れ、「日本でもやりたいと思っている」と導入に向けた意欲を語りました。

その中で、次の参議院議員選挙では海外に居住する日本人およそ130万人がオンラインで選挙人登録をできるようになったと述べ、「次はこの130万人がオンラインで投票できるようしたいと思っている」と話しました。

その上で、将来的には国内でもオンライン投票の導入を検討したいと意欲を示しました。オンライン投票の実施にはマイナンバーカードを活用する考えです。

一方、生成AIを使って岸田総理の声を再現したとみられる「フェイク動画」がSNSで拡散されていることについて、AIで生成された動画を見分けるための「電子透かし」技術などの偽情報対応について、「真剣に考えなければいけない時代になっている」と問題視しました。