国内で唯一マゾイの稚魚を生産している青森県階上町の施設で今シーズン初めて稚魚の出荷作業が行われました。

マゾイの稚魚を出荷したのは国内で唯一生産に取り組む青森県栽培漁業振興協会です。
今シーズン初の出荷となった2日、平均5・5センチに成長した稚魚約2万3000匹を尻屋漁協に出荷しました。高水温などの影響でエサの摂取が少なかったため稚魚はいつもの年よりやや小ぶりということですが、生産を始めた2006年以降では最も多い7万3100匹が出荷される見込みです。

※青森県栽培漁業振興協会 二木幸彦 業務執行理事
「マゾイは漁業のほか、釣りでも非常に人気があって稚魚放流のニーズは年々高まっている。種苗生産技術を改良しながら高まるニーズに応えられるように努力したい」

青森県栽培漁業振興協会では11月末までに青森県内13か所の漁協などに稚魚を出荷する予定です。