JNN世論調査“予算額2300億円程度”に「納得しない」が6割以上 万博の意義は?

小川キャスター:
9月30日、10月1日に実施したJNN世論調査では、2300億円程度の予算額について「納得しない」が64%、「納得する」が23%と、6割以上が「納得しない」という結果が出ています。こうした中で万博をやる意義というのはあるのでしょうか。
宮田裕章さん:
その意義とは向き合っていくべきだと思います。53年前の大阪万博でも反万博運動というものがあり、その中で議論し続けたということはすごく重要ですし、岡本太郎さんの「太陽の塔」もまさにアンチテーゼ的な存在だったわけです。
時代が変わった中で100年前の万博と同じことをやるのであれば、確かにそれは時代錯誤の部分があるだろうと思います。今、日本でやる意義をみなさんと対話していかなくてはいけません。
一番重要な部分は経済を回すための万博ではないということです。今回、テーマウィークというものを設定していますが、環境、地球の持続可能性だったり命だったり平和だったりという様々な未来の軸というのが先にあって、国連がなかなか機能しづらい中、フラットにグローバルサウスの人たちも含めて集まって問いを立てていき、そのひとつのソリューションとして、ビジネスがあったり英知があったりということなのではないかと思います。

時事芸人 プチ鹿島さん:
2018年11月の大阪万博決定時の社説や記事を改めて読み直してみました。この時点で、「気がかりなのは経済浮揚策の側面がことさらに強調されていることである」とか、「心配なのは具体像がはっきりしない一方で、開催に伴う経済波及効果だけは言われている」ということが言われていたわけです。
「2兆円効果」ということを最初にうたっていましたが、まだ見通しがつかないというお金の話が出ている中で、宮田先生のように「大義をしっかりしよう」という方の声がどこまで拾えているのかなと思ってしまうんですけれども。
宮田裕章さん:
まさに自動車業界で、これだけ日本の企業が不利に立たされているのは「地球環境」という大義がEV側に乗っかったんですよね。それがある種の遅れにも繋がっていると思います。そういった未来への問いの中で日本の活動をどう盛り上げていけるかということは経済の面からみても重要な部分なので、これをしっかり伝えていかなくてはいけないですし、多くの人たちと一緒に考えていくべきかなと思います。
時事芸人 プチ鹿島さん:
宮田先生だけが身を切っていませんか。
小川キャスター:
テーマがある中で具体的な中身がどうなるかというところですよね。
藤森キャスター:
金額の数字がどんどん…というのは分かるんですが、実際何を私たちに見せてくれるのかというところが見えてこないというところがあります。

尾藤記者:
実は圧倒的に中身の発信というところが足りていないのかなと思っています。今、「空飛ぶクルマ」が目玉とされていますが、それに続く「万博に行けばこれができる」、「これが見られる」というものがなかなか見えてこない点が大きな課題になっていると思います。
「費用が増加する」ということばかりが報道され、その先に何ができるのか見えてこないということが、国民の不信感にも繋がっていると思います。大きな公金、税金も入って行われるプロジェクトです。協会は大きな予算を使って何を表現していくのかというところをもっと伝えるべきだと感じています。
さらなる増額ということになってしまいましたが、我々メディア側はさらにこうしたことが起きないか注視していかないといけないと思っています。
※動画内で紹介したアンケートは3日午前8時で終了します。














