当初1250億円としていた、大阪・関西万博の会場建設費。2020年に600億円増額し、そして先月、さらに500億円増額、最大で2350億円となる見込みが示されました。国、大阪府と市、経済界で負担することになりますが、私たちの税金も使われます。政府は“やむを得ないので受け入れる”としています。

“万博”2倍近い増額 受け入れ

西村康稔経済産業大臣
「今回の増額は物価・労務費の上昇ですので、私どもとしてはやむを得ない

開幕まで1年半を切った大阪・関西万博。建設費の2度目の増額を政府が受け入れました。「やむを得ない」と言いますが、負担をするのは私たち国民です。

万博会場の建設費は当初(2018年)、1250億円と見積もられていました。しかし、2年後には熱中症対策などを理由に600億円増額。このとき、大阪府の吉村知事はこう話していました。

大阪府 吉村洋文知事
「何度も増加すると府民市民も『どうなの』となりますので、これで増加の話は最後

ところが、今度は人件費の高騰などにより、2度目の増額。当初の2倍近くの2350億円となる見込みです。

大阪府 吉村洋文知事
「府民、そして国民の皆様に2回目の増額ですから、お詫びをいたします」

吉村知事が国民に謝った理由。それは大阪だけでなく、国と経済界が“3分の1”ずつ建設費を負担することになっているからです。

西村康稔経済産業大臣
「国民の負担になるので抑えていきたい。再度の増額が発生することがないようにしていただくことが大事だと思っています」

当初のおよそ2倍に膨れ上がった建設費に街の人は…

大学生
「却下ですよね、絶対。この予算で進めてたのに『倍になった』と報告したらOKなんてもらえない」

会社員(40代)
「販売の仕事をしているので、材料費・燃料費で2~3倍にふくれ上がるのはわかる。ただ、それをノールックで決定って言われると『待て待て』となる」

会社員(50代)
「ちょっと簡単に決めすぎですよね。自分の小遣い・家計で考えればあり得ない話だと思うんです」