滝田一希 投手
「監督さんには『プロを目指して、契約金で立派な墓を建てろ』って言ってもらいました。そこからは本当にやるしかないなって。いろいろと考えましたけど、母もいろいろと楽しみにしていた部分もあったので、みんなの夢を自分が達成しようっていう心になって、そこからはすごくがんばりましたね」

星槎道都大学 野球部 二宮監至 監督
「まず一歩を踏み出すっていうか、苦しいけれど一歩踏み出す勇気をどうやったら、こいつ、出してくれるだろうという思いで厳しい言葉を言ったんだけど、でも、それがよかったのかな」

きょうだい、監督、そして、なによりも母のため―。みんなでつかんだプロへの道を滝田投手は歩み始めます。

滝田一希 投手
「今は本当にスタートラインに立ったばかりなので、ここから活躍していくことが、やっぱりプロ野球選手って言われますし、同じ境遇の人とかもそうですけど、元気づけられたらいいなと、そういう選手を目指して今後はもっともっとがんばっていきたいなと思います」

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田村友里 キャスター
なんかお母さんの思いも背負ってドラフトを迎えていたんだなと思うと、こみ上げてくるものがあります。

青山高治 キャスター
だから自分が指名を受ける瞬間は、お母さんの写真と一緒に迎えようと思っていたんでしょうね。

石田充 アナウンサー
その瞬間を一緒に迎えたかったという思いは強かったと思うんですけれども、ぜひカープのユニホームを着て、空から見守ってくれるお母さんに早く、これぞ滝田一希のピッチングなんだっていうのを見せてもらいたいです。

RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん
どん底だったと思うんです。そこからはい上がるタフさというのは絶対、プロには必要なところだと思うし、それはつなげてほしいなと思います。

(RCC「イマナマ!」カーチカチ!テレビより)