山口市の寺で受験生が座禅をして集中力を高め、2か月後に始まる大学入試に備えました。
北九州予備校・山口校に通う受験生およそ80人が山口市の禅昌寺で座禅を組みました。開校した1987年から毎年行っている伝統行事で、受験生の気分転換と集中力向上を図ろうと開かれています。
受験生は、住職から正しい姿勢や呼吸法を教わり、およそ30分の間心と体を静かに落ち着かせていました。住職が「警策」と呼ばれる木の棒で肩をたたく動作には、励ましの意味も込められているそうです。
受験生・中川清玲さん
「テストが近くなってきて、いろいろなんか頭がごちゃごちゃしてたんですけど、座禅をすることによって、頭がすっきりした感じがしました」
受験生・松井栄樹さん
「最後(警策で)たたかれて、想像を超えるくらいの痛さだったんですけど、それが自分にとって悪い部分を全部取り除いてくれるのかなと思いました」
多くの生徒が来年1月にある共通テストを受験する予定で、受験生らはこれを機に最後の追い込みに入ります。














