寿司業界の人手不足→スシローはタトゥーもひげも「全部OK」に

そんな人気のお寿司ですが、課題は人材不足です。

例えば回転寿司店は、店舗数や市場規模がコロナ前より増えています。スシローでは「自分らしく働ける自由な職場環境にしたい」と規定を変えました。

これまでの「清潔感のある髪型・服装を心がける」という規定は残した上で、▼ヘアカラー▼タトゥー▼アクセサリー▼ひげ、「全部OK」と明記することになりました。

また、北海道・苫小牧市で回転寿司を運営する「久恵比寿」では、海外の方にも目を向けて2023年4月に日本語学校を開校しました。アジアの方を中心に約40人が入学しています。
在留資格が得られる「特定技能」の取得を目指すコースが行われていて、家具・家電付きの学生寮を整えているということです。

そして、寿司職人は何年も修行しなきゃいけないところがハードルになっていますが、寿司職人養成学校「東京すしアカデミー」では最短2か月で技術を習得できます。

実際に35歳で入学した鈴木裕子さんは卒業後に恵比寿の高級寿司店で職人デビュー。2023年6月、40歳で浅草に自分のお店も開店しました。

「東京すしアカデミー」はかなり人気で、10代から60代まで幅広い生徒が通っていて、2023年度は入学する上での予約がいっぱいだそうです。