■日本一暑い街・熊谷では街全体で“クールシェア”

そしてもう一つ、今年のキーワード、“クールシェア”という言葉なんだそうですが、これどういうものかといいますと、「リビングに集まって家族で涼しさを共有する」という考え方なんだそうです。例えば家族でリビングに集まると、エアコンやテレビ、照明、1台ずつでOK。各々の部屋で過ごすより使用台数が減って、消費電力も減る、このクールシェア、これからキーワードになってきそうです。
で、このクールシェアなんですが、街全体で既に行っている場所があるんです。それが日本一暑い街・熊谷です。

熊谷クールシェア2022ということで6月の頭から9月末まで行われているんですが、例えば、子育て支援施設であったり図書館、百貨店、こういった市内に約200か所のクールシェアスポットを設置し、それぞれご家庭でお家で過ごすのではなくてちょっとコロナも落ち着いてきたので、百貨店であったり図書館などで集まって涼しさを市民の皆さんで共有しましょうよといった動きなんだそうです。

さらにこれだけではなくて、次のようなサービスもあります。例えば美容室では冷やしシャンプーがサービスであったりとか、和菓子店では塩大福10%オフ。熱中症対策に塩分が必要ですからね。そして飲食店では好きなドリンク1、2杯サービスも。そしてカラオケ店でも30分の室料30%オフなど。どなたでもこのサービスを受けられるということなんですよね。事務局担当者の方は「みんな取り組むことで暑さも節電も乗り越えていけると期待しています」と。こんな取り組みもあるそうです。
井上貴博キャスター:
コツコツということなんですけど、令和の時代にこんなに節電を求められると思いませんでしたね。
ホラン千秋キャスター:
でも私たちは東日本大震災のときに計画停電などを行って、みんなで協力するっていうことが一度できている体験がありますので、その経験を生かしつつ、この節電を乗り越えていきたいなという気がしますよね。
井上キャスター:
後はもうゆくゆく節電だけではもう…というところが来ると思います。生活インフラとして、なくてはならない電気をどう供給していくのか。どういうシステムで、国のエネルギー政策を考えるのか。参議院選挙ですけれども、どの政党がいいのか、ちょっと投票行動の一つの柱になるのかなという感じもしています。