名産のスコッチウイスキー 蒸留はグリーン水素で

一方、こちらはスコットランドにあるウイスキーの蒸留所。「最高級のシングルモルトウイスキー」の製造を目指し、10年前に建設されました。
こだわりは、“伝統的な大麦の品種を自分たちの農場で育て、原料とすること”です。
アービキー蒸留所 共同経営者 ジョン・スターリングさん
「この大麦はタインと呼ばれる伝統品種です。(種子を保存する)シードバンクからタイン大麦を再生し、特別に利用しています」
ウイスキーの蒸留には、まず大麦のでんぷんを糖に変える必要がありますが、その際に必要なのが水を加熱するための熱源。また、発酵させた「もろみ」を銅製の釜に入れて2度、蒸留する際にも大量のエネルギーが必要です。
アービキー蒸留所 共同経営者 ジョン・スターリングさん
「蒸留の熱源は蒸気によって作られます。以前は石油を使っていましたが、持続可能でありたいので、グリーン水素に切り替えようとしています」
蒸留のために必要となる“水素”。これを作るために農場に建てられたのが…














