ミャンマーの文化や食事を通して、クーデターなどに関心を寄せてほしいと、長野市でイベントが開かれました。
長野市のセントラルスクエアで29日に開かれた「ミャンマー交流フェスタ」。

会場にはカレーなどの家庭料理に、伝統的な衣装や雑貨、日本のけまりにあたる「チンロン」など、ミャンマーの文化が勢ぞろいしました。
ミャンマーでは、おととしの国軍によるクーデター以降、軍と抵抗勢力の戦闘が激化し、多くの民間人が犠牲になっています。

そうした実情を知ってもらい、支援の輪を広げたいと、県内の支援者などがはじめて企画しました。
実行委員長・青木正彦さん:
「“忘れ去られてしまう”ことは避けなければいけない。ミャンマーを思い出してもらったり支援してもらう機会にしたい」
イベントには100人以上のミャンマー人が集まり、歌などを通して母国の平和を願いました。

長野県在住ミャンマー人・ワーワーエーさん(26):
「一緒に頑張りたい、そのメッセージを送りたい」
イベントの収益は、全額、支援金としてミャンマーに送られ、国内の避難民支援にあてられます。