10月27日は読書の日ですが、読書に関して気になるデータがあるんです。平日の読書時間を聞いたところ、およそ半数の子どもがまったく読書をしないと答えてるんです。直木賞作家・今村翔吾さんと読書について考えます。

子どもの約半数が1日の読書時間「0分」

山内あゆキャスター:
データをもう少し詳しく見ていきましょう。子どもの1日の読書時間(平日)に“0分=読書しない”という子どもが全体の49%だったんです。

これを年代別で詳しく見ていきますと、「小学1年生から3年生」30.2%、「小学4年生から6年生」45.5%、「中学生」53.5%、「高校生」66.7%。

学年が上がるほど増加しているわけなんです。

読書離れというのは指摘されてから久しいですが、今、新たにいろんな形で本を楽しむようになりました。

今、大変人気が上がってきているのが「オーディオブック」なんです。ナレーター・声優・俳優が書籍を読み上げてくれる、まさに「耳で楽しむ本」です。

このオーディオブックのあるサービスが26日、オーディオブック大賞2023を発表しました。こちらのサービスは会員が250万人もいるそうで、そのランキングで決まったそうなんです。

文芸部門・大賞は凪良ゆうさんの「流浪の月」。映画化もされましたよね。
準大賞は辻村深月さんの「かがみの孤城」。こちらはアニメにもなりました。

実際にオーディオブックを使っている方は、「老眼で読むのが億劫だったが、運転中、入浴中、炊事中など、ながらで聞き流せるのが最高」。それから、「小説とか活字を読むの苦手だけど、朗読みたいに聞けるから便利」という声もありました。

オーディオブックについてはこんな声もあるんです。「オーディオブックって読書と呼んでもいいの?」という声や、「倍速で聞いてもいいの?」という声。今村翔吾さんは作者自身としていかがですか。