プロ野球のドラフト会議でオリックスの1位指名を受けたのが、上田西高校の横山聖哉(せいや)選手です。

夢を叶えるまでの軌跡、そして、新たな決意を取材しました。

26日に行われたプロ野球のドラフト会議で、オリックスバファローズに1位指名された、上田西高校の横山聖哉選手は、念願だったプロ入りの夢を叶え、野球部の仲間と喜びを分かち合いました。

横山聖哉(せいや)選手:
「1位なのでプレッシャーもあるんですけど、これから活躍した姿をみんなにみせたいなと思います」

横山選手は上田市出身。身長181センチ、体重85キロ。

高校通算30ホーマーの長打力に加え、投手として最速149キロをマークするほどの肩の強さで、走攻守3拍子そろった大型ショートとしてプロの注目を集めてきました。

上田西高校・吉崎琢朗監督:
「打撃でも遠くに飛ばす力、対応力。守備面では肩の力。走塁でも脚力をいかして次の塁を狙う。どの分野においてもトップのレベルだと思っています」

プロ野球選手に憧れて地元のリトルリーグで野球を始めたのは小学2年生のころ。

リトル時代には全国大会出場も果たしました。

小学5年生のときから横山選手を指導した上田リーグの内山雄司(ゆうじ)監督は、全国大会での一言が最も強く印象に残っていると話します。

当時、エースだった横山選手は、肩に痛みを感じていました。

内山雄司(ゆうじ)監督:
「2試合目ビハインドの中で痛いのは分かっているんですけど、「ピッチャー行きます」と。そのくらい勝負ごとにこだわったり、仲間を思ったりする。こういう選手なんだなと」